アトピーの私が選ぶセラミド入り化粧水
アトピーの人が肌が痒くなりやすい理由として
- 肌の水分量や皮脂が少ない
- 黄色ブドウ球菌が多い
ってことがあるようです。
もちろんダニやハウスダストやカビや動物や食物の外部要因と、ストレスや食生活っていう内部要因なんかもありますが、「肌」について通常の人と違う点、ですね。
そのため、アトピーのケアの一つとして、ステロイド外用薬とともに「スキンケア」は非常に重要です。アトピー性皮膚炎診療ガイドラインにも記載があります。
アトピー性皮膚炎の治療方法は,その病態に基づいて,①薬物療法,②皮膚の生理学的異常に対する外用療法・スキンケア,③悪化因子の検索と対策,の 3 点が基本になる.
アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018(pdf)
というわけで、ここでは私がスキンケアの一つに使っているセラミド入り化粧水をいくつか紹介したいと思います。
そもそもセラミドって?
セラミドは肌を構成する成分の一つで、肌表面の角質層という部分にあります。
これがあることにより、肌表面のうるおいが保たれるのですが、アトピーの人は少ないわけですね。
お風呂上りにヒルドイドローション(あるいはクリーム)で保湿するのはもちろん必要なのですが、その前に化粧水でセミラド成分の含まれるものを選ぶことにより、より「しっとり」状態が長続きします。
(ヒルドイドはしっかり1日数回塗りましょーね!)
セラミドにはいくつか種類がある
おそらく化学世界では常識なんだと思いますが、セラミドにはいくつか種類があります。
細かくわけると10以上あるようなんですが、主に化粧品に使われるのはセラミド1~6まで。
情報の出典を探すと、美容系の記事とかしかないので、きちんとした出典記事が見つからなかったのですが。。。
なお、『セラミド1、3、6が不足していると、乾燥や敏感肌、アトピー性皮膚炎などになりやすくなるといわれています。』と言っている美容皮膚科のお医者さんもいれば、『セラミド2は有効っぽい』と言っている論文もあったりするので、とりあえずいろいろ含まれているのを試してみるのがよさそうです。
まぁ、お医者さん視点でちゃんと「効く」ってわかってたら、それなりに薬の成分にも反映されるはずですから、(化粧品、は「効く」と実証されている成分が一定量以上含まれていると薬品指定になってしまうので、そもそもそれほど大きな効果はないようにつくられているのです。)あくまで「補助」や、「やらないよりも何か日々のケアで気を付けておきたい」という人向けかな。
セラミドが含まれている化粧水
化粧水がメインですが、一部クリームもあります。
ETVOS モイストバリアクリーム
ミネラルファンデの記事でもお馴染みのETVOSがセラミド入りクリームを販売しています。
含まれるセラミド:ヒト型セラミド(セラミド2,3,5,6Ⅱ)
気になる含有成分:フェノキシエタノール
DECENCIA アヤナス
安定のポーラ・オルビスグループです。トライアルセット もあるようなので試しやすいかも。
気になる含有成分:フェノキシエタノール
レイドラテ・ラ・ポー ATケアライン
セラミドだけじゃなく、黄色ブドウ球菌の繁殖を抑えてくれます。
気になる含有成分:なし
ヒフミド
いつもネーミングセンスがすごい小林製薬の化粧品です。
こちらもトライアルセットありです。
含まれるセラミド:ヒト型セラミド(セラミド1、2、3)
気になる含有成分:フェノキシエタノール
Arouge
ドラッグストアでも取り扱いの多いArougeにも含まれていました。
セラミド1~6のどれかはわかりませんでしたが、ナノ化天然セラミドが入っています。
含まれるセラミド:天然セラミド(ビオセラミド)
気になる含有成分:フェノキシエタノール
NOVⅢ
ドラッグストアはもちろん、NOVは薬局の待合室なんかでも見かけますね。
「サンプルありますか?」って聞けばだいたい出してくれますので、まずはサンプルで試してみるのが良いと思います。
通販でも1週間分のトライアルセット があるみたいです。
含まれるセラミド:天然型セラミド(セラミド3)
気になる含有成分:フェノキシエタノール
余談
敏感肌向けのイメージが強い花王のキュレルですが、キュレルはセラミドではなく、セラミド機能成分「ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド」を一部クリームに使用しているようです。化粧水には入ってなさそう。
トライアルセットなどで試してみて、あなたに合うものが見つかるといいですね!